お彼岸
もうすぐお彼岸ですね。
お彼岸(ひがん)は、春分の日・秋分の日を中心とした前後3日ずつ、
計7日間に行われる日本の仏教的な年中行事で、主にご先祖様のお墓参りや供養をする期間です。
秋彼岸:秋分の日(例:2025年は9月23日)を中心に前後3日、合計7日間。
お彼岸はご先祖様への感謝・供養の場であり、春・秋の年二回、心を整える大切な仏教行事です。
ぼたもち(春彼岸)、おはぎ(秋彼岸)
もち米にあんこをまぶした和菓子で、春は「ぼたん」、秋は「萩」の花に由来します。
お彼岸初日にお供えし、最終日に下げて家族でいただくのが通例です。
仏壇では「五供」(香・花・灯燭・浄水・飲食)を中心に供えます。
香炉は中央、その両脇に花立と火立(ロウソク立て)を左右対称に置きます。
置く順序は「花→灯燭→香→水→飲食→故人の好きだった品」がおすすめで、置き終えたら合掌し静かに手を合わせます。
お墓ではまず墓石の掃除をします。お供え物は直接墓石に置かず、台やお盆、半紙や懐紙を敷いてから置くのがマナーです。
花は墓前の花立てに、線香は香炉に立てて供えます。縦型香炉はそのまま、横型は火のついた側が左になるよう横に寝かせて供えます。
お彼岸は、先祖供養とともに自分自身の心を見つめ直し、煩悩を減らして悟りに近づくための修行期間でもあります。